
毛髪とは、もともと頭皮だったものが、変形したものなのです。
毛髪は、「ここに毛髪を作るように」という信号が発せられると、形成が開始されます。
この信号が送受されるのは、皮膚表面の「表皮」と、その下の「真皮」との間です。
皮膚だったものが、その部分だけ、毛髪へと変ることができるのです。
毛髪の原材料となるのは、主としてアミノ酸です。アルギニン・ロイシン・グルタミン酸など、さまざまな種類のものです。
これらアミノ酸は、毛細血管を通り、毛乳頭へと運ばれます。
最初に、皮膚の奥にある真皮細胞は、「毛髪をつくるように」と信号の出された場所へと集まり、かたまりを形成します。
皮膚表面の表皮細胞は、細胞分裂をくりかえしつつ、皮膚の奥にある真皮の中へともぐりこんでいきます。
そこに待ち受けるのが、信号を受け、かたまりとなっている真皮細胞。表皮細胞は、その先の部分に、真皮細胞のかたまりを包みこみます。
これにより変化し、発生するのが「毛乳頭細胞」なのです。
この「毛乳頭細胞」が、真皮へともぐりこんできた表皮細胞を、「毛母細胞」へと変えます。
この毛母細胞が活発に増えることで、毛髪が形成されていくのです。
活発に毛母細胞が増殖し、さや状の表皮細胞を通り、皮膚表面に顔を出すと、これが毛髪というわけなのです。